このたび,日本家族看護学会第26回学術集会を2019年9月14日(土)・15日(日)の2日間にわたり,京都テルサにて開催する運びとなりました.
日本家族看護学会は,看護の対象として重視されている家族に対する看護を,家族看護学として発展させていく使命を果たすべく1994年に設立されました.家族は国民の健康を左右するきわめて重要な位置にあることから,健康長寿社会の実現に向けて家族の健康,家族の健康生活に貢献できる学術学会でありたいと日々活動を行っております(日本家族看護学会ホームページ http://square.umin.ac.jp/jarfn/ より).
今回の第26回学術集会は,メインテーマを「心を つなぐ」といたしました.「つなぐ」という言葉には,「受け継ぐ」「バトンをつなぐ」「いっしょに歩む」「手をつなぐ」といった家族看護実践の醍醐味と家族看護学のさらなる発展を期待する意味を込めました.これまでに蓄積された家族看護学に関する多様な知見を次代につなぐ(受け継いでいく),人と人,家族と地域社会をつなぐ(いっしょに歩む),看護職を始め多くの職種が手をつなぎ家族と関わる,そして,多様な学問分野とのつながりを築く,といった内容をプログラムに盛り込みたいと思います.
そこで,キービジュアルには,心を揺さぶる書字を用いました.文字は世代や民族を超えて心に語りかけるチカラを有しています.気鋭の書家,尾西正成氏(京都橘大学文学部 日本語日本文学科)の文字が持つ心は,家族看護学研究や日々の家族看護活動を推進する原動力になると信じます.
京都ならではのおもてなしをしたいと思っておりますので、多くの方にご参加いただけることを心から願っております.